一年契約の家来
ついに少年等は聖に殴りかかった。

『ドガッ』


殴られたのは先ほどの少年だった。


「その身を盾にして庇うとは…はめてつかわす」


殴られて倒れた少年を見て聖が言った。

「女にも手をあげるとは、ほとほと腐りはてているな」

聖は嘲笑した。


「てめえ……」

いっせいに殴りかかってきた。

だが聖はそれをひらりとすべてかわす。
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