プリンス君家の7日間



何も言えない代わり、じっと見つめる。





だけど普段見ない私服姿と、端正な顔立ちに見つめられては心臓が保たない。






「あ、寝場所が無くなったか(笑)。」





そう言いながら笑ってしゃがみ込み、あたしの頭を撫でる。





優しくて、温かくて、大きな手。





いつか、人間としての自分にもこうしてほしいと、心の奥で思っていた…。










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