プリンス君家の7日間
七章 3つの思い
―……あれから、
特に何も無く、5日の日々が過ぎた。
「はぁ、暇。」
そう、あたしは暇で暇で仕方なかった。
圭人は学校だし、ロシアンブルーの猫と三毛猫があたしの話し相手になるだけ。
って言っても……
「…あそこの魚屋の方が美味しいわよ。」
と、ロシアンブルー。
「いや、あっちの魚市場の方が旨いな。」
と、三毛猫。