プリンス君家の7日間



あっという間に夜になり、いつも通り猫部屋はロシアンブルー達に占領されて圭人の部屋で眠った。




「ん〜……」




軽く目を擦りながら、寝言を言う圭人。


中学生のくせに、襟足を軽い茶色に染めていて、綺麗な二重に笑うと出るえくぼ。



優しくて、取っ付きにくい部分もあるけど、不器用なだけで。



あたしは、そんな圭人を好きになった。








こういう風に圭人を眺めると、一緒に居た年月は少なくても、本当に好きなんだなぁって思える。









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