あの暑い 夏の記憶
無駄にうるさいのは…日夏がいるこの教室だけ…。
都会から車で3時間の小さな町。
見渡す限り一面、畑や牧場の緑色。
国道まで出れば、見渡す限り一面に海。
見上げれば、晴れた日は一面に青い空。
たまに白い雲。
この景色がわたしは大好きなんだ!
葵ねぇに言うと。
『変な子だね』と、バカにした。
札幌生まれの札幌育ちの葵ねぇにはわからないよ!と、わたしがムキになると。
『あんたも札幌生まれだから』って溜め息をついていた。
そうだったー。
これ、ちょっとわたしの自慢!
3歳まで札幌で育ったらしいけど、全然覚えてないし…。これって札幌で生まれて育ったことになるのかな…?