あの暑い 夏の記憶
「あはは。ほんとに大袈裟だなぁー、日夏は」
「違うよ、耕にぃ!オレは大袈裟じゃなくて~!熱血スーパーヒーローだい!」
と、腕を振り回す。
「すごいのか、それ?」
耕にぃは目を丸くさせ、日夏を見る。
「すごいよ!めちゃくちゃカッコイイんだぜ!!」
「そうか、そうか」
耕にぃはそんなバカ日夏を、優しい顔で見下ろした。
「だか~ら~。葵ねぇの熱もオレにかかればイチコロだぜい!」
得意げになって、いつもの後ろ歩きをし出した。
「そいつは頼もしいなー?んじゃー、日夏マンが葵ねぇちゃんの熱を吹き飛ばしてくれ!」
耕にぃは日夏の顔の前で、親指を立てた。
更に偉そうに、日夏も同じことをした。
「おぅ!任せろよ、耕にぃ!ふふ~ん。耕にぃの看病なんかなくたって大丈夫なんだい!」
「耕にぃ…。昨日ねー、国語の時間でことわざ覚えたんだー!日夏のことだったんだねー」
日夏を遮り、わたしは嬉しそうに言ってみた。
「お?心音、どんなことわざ?」
耕にぃは笑いながら聞いてきた。
「違うよ、耕にぃ!オレは大袈裟じゃなくて~!熱血スーパーヒーローだい!」
と、腕を振り回す。
「すごいのか、それ?」
耕にぃは目を丸くさせ、日夏を見る。
「すごいよ!めちゃくちゃカッコイイんだぜ!!」
「そうか、そうか」
耕にぃはそんなバカ日夏を、優しい顔で見下ろした。
「だか~ら~。葵ねぇの熱もオレにかかればイチコロだぜい!」
得意げになって、いつもの後ろ歩きをし出した。
「そいつは頼もしいなー?んじゃー、日夏マンが葵ねぇちゃんの熱を吹き飛ばしてくれ!」
耕にぃは日夏の顔の前で、親指を立てた。
更に偉そうに、日夏も同じことをした。
「おぅ!任せろよ、耕にぃ!ふふ~ん。耕にぃの看病なんかなくたって大丈夫なんだい!」
「耕にぃ…。昨日ねー、国語の時間でことわざ覚えたんだー!日夏のことだったんだねー」
日夏を遮り、わたしは嬉しそうに言ってみた。
「お?心音、どんなことわざ?」
耕にぃは笑いながら聞いてきた。