ブラック
人の力は借りられない。
無事、見つからず腹をいっぱいにした俺は、また敵を気にしながら戻る。
次は、親友が食べ物を取りに行く。
「気をつけろよ」
親友はフンッと鼻で笑い、
「おう、任せろ」
と自信満々に歩き出した。
……が、
親友は油断をしていたのか、敵の動きを見ていなかった。
「おい!お前何をしている!」
食事を終えた敵に見つかったのだ。
敵の動きは早かった。
すぐに武器を手に持ち、親友を追いかけた。