梨夕の不良学校
裏校舎に着くと、既に人は少なく名簿が見やすくなっていた。
さとうりゆう…佐藤梨夕っと。
「あった!」
1の1。
あたしは1の1だった。
「私もあった。
1の2。
梨夕は?」
亜理沙は1の2かぁ…
「あたしは1の1。
離れちゃったね…」
「あ、でも、部活とかもあるしさッ!
一緒に学校来たり、出来るし。」
「そーだね。
とりあえず、ココ人が少ないし、教室行こう」
あたしたちは、裏校舎の玄関から校舎に入ると、教室を捜した。