ENDLESS
「生斗ー!!おはよっ!」
後ろからそう呼びながら、誰かが駆け寄ってきた。
「んー?…あっ、健悟!おはー。」
相手は、
小椋健悟
ーおぐら けんごー
高校に入ってからは、オレと還、そして健悟の3人でいつもいた。
健悟とは中学からの付き合いで、コイツもオレの大切な親友。
「あぁー、なんか緊張すんなぁ。」
「お前もかよ(笑)」
「お前もって…あー、生斗も?」
「ちげーよ。還だよ還。さっき『クラス表見んの怖いー』って電話きてさ!」
「ははははっ!還らし~。」
そーだぁ!
中で還待ってんだっけ(笑)
「還、まだクラス表見ないで待ってると思う…」
「まじかよ(笑)そんじゃ、3人で見に行くか!」
「よし、行くかぁ~!」
そう言って、2人でまた歩き出す。