真愛-シンアイ-
「つ-か、ユリ何歳?」
「私?16だけど?」
そう言うと輝は一瞬固まった。
「は!?まじで?」
「うん」
「タメ位だと思ったし」
そう言うと輝は立った。
「ユリ何飲む?あっ…酒しかねぇし…買ってくるから待ってろ」
「お酒でいいよ」
「未成年だろ」
「それは輝もじゃん」
「ったく…」
そう言って輝は2本の缶ビールを持って来て1本を私の前に置いた。
「ユリは何でいつもあそこに居たんだ?」
突然輝が聞いてきた。
「知りたい?」
「ユリが話せるならな」