†Devil Kiss†
「なかなか、極上のお姉様でしたよ。ですが、秘密を守ることに関しては、向いていなかったようですね。」
「くっ・・・あの女。今度会った時に覚えてなさい。とびっきりのブ男と結び付けてやるから!」
クロードは豹変したアリスに苦笑い。
昔から、怒ると性格が180度変わるのだ。
「僕としてはアリス嬢をこの腕に抱き、快感を共に味わいたいのですが・・・」
「お断わりよ。あなたなんかよりあたしには相応しい男性はいくらでもいますから」
「それは・・・残念。あなたに誘惑されて断る男なんて、この世にはいないでしょうから」
「それは同じでしょ?あたしと同族なんだから!」
そう。彼はアリスと同じく"誘惑"から生まれた第二級悪魔。
だからアリスとは同族というわけだ。しかし、同族といっても、やはり力は男のセドリックの方が上回る。
「ですから、同族同士仲良くやろうと言っているんじゃないですか」
クロードは地面に降り立つと、アリスの方へ歩み寄った。
だが、そんなアリスを庇うようにクロードは前に立ちはだかった。
「そこどいてくんない、クロード。君に用はない」
「おい、階級が上だからってな、調子のってんじゃねーぞ!歳はお前の方が100年も下なんだからな」
だが、この世は階級と力が全て。歳など関係ないのだ。
「ハハハッ!第三級共はこれだから面白いよね。知能が低すぎる。・・・まぁユハは別格だったんだけど、今はどうかしてるよ」
湖に視線をやれば、別人かと思うほど優しい眼差しをローズに向けていた。
「何を企んでるつもりだ?セドリック・・・」
「別に。ただ、あの二人がどういう結末を迎えるのかには、僕も興味をそそられるね」
そう言うと不気味に笑みを溢し、再び空に舞い上がりそのまま姿を消した。
そんなセドリックを見て二人は息を呑んだ。
「くっ・・・あの女。今度会った時に覚えてなさい。とびっきりのブ男と結び付けてやるから!」
クロードは豹変したアリスに苦笑い。
昔から、怒ると性格が180度変わるのだ。
「僕としてはアリス嬢をこの腕に抱き、快感を共に味わいたいのですが・・・」
「お断わりよ。あなたなんかよりあたしには相応しい男性はいくらでもいますから」
「それは・・・残念。あなたに誘惑されて断る男なんて、この世にはいないでしょうから」
「それは同じでしょ?あたしと同族なんだから!」
そう。彼はアリスと同じく"誘惑"から生まれた第二級悪魔。
だからアリスとは同族というわけだ。しかし、同族といっても、やはり力は男のセドリックの方が上回る。
「ですから、同族同士仲良くやろうと言っているんじゃないですか」
クロードは地面に降り立つと、アリスの方へ歩み寄った。
だが、そんなアリスを庇うようにクロードは前に立ちはだかった。
「そこどいてくんない、クロード。君に用はない」
「おい、階級が上だからってな、調子のってんじゃねーぞ!歳はお前の方が100年も下なんだからな」
だが、この世は階級と力が全て。歳など関係ないのだ。
「ハハハッ!第三級共はこれだから面白いよね。知能が低すぎる。・・・まぁユハは別格だったんだけど、今はどうかしてるよ」
湖に視線をやれば、別人かと思うほど優しい眼差しをローズに向けていた。
「何を企んでるつもりだ?セドリック・・・」
「別に。ただ、あの二人がどういう結末を迎えるのかには、僕も興味をそそられるね」
そう言うと不気味に笑みを溢し、再び空に舞い上がりそのまま姿を消した。
そんなセドリックを見て二人は息を呑んだ。