†Devil Kiss†
そんなローズの姿を見てかベルモンドはため息を吐いて渋々呟いた。



「ミス・ボードゥワン。あなたは悪くない。そりゃぁ、訳も分からないこんな男といるなんて信じたくもないが・・・」


「なんだと!?」


「ユハさんやめて!!」



また、言い争いになりそうになったので、ローズはムリッくりユハを引っ張り、走りだした。











「・・・なぜ彼女のような美女があんな野蛮人と?まさか、脅されているとか?」



ローズとユハの姿を目で追いながらベルモンドはそんなことを思った。























「はぁ・・・こっちはこっちでややこしいことが起きてるんだな」


「えぇ。邪魔だわ、あの男。しかも、ただローズの美貌に惹かれただけの、欲望に満ちた男みたい。始末しちゃおっかなぁ・・・」



そんな様子を空の上から、アリスとクロードが見ていた。





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