†Devil Kiss†
「セドリックは第二級悪魔。一度も第三級悪魔のユハに勝てなくて目の敵にしてたみたい」
「だからあいつ、姿を見せなかった3年の間、魔の谷へ行って、力をあげていたんだ」
「魔の谷?!」
魔の谷─ そこは悪魔の世界で最も恐れられている場所。
そこには、その奥にある魔の神殿の番人、魔獣達が至る所に潜んでいる。
そして、魔の神殿へ招かれざるものだけを排除する。
「俺も一度行ったことがあるが、あそこは・・・」
「確かに、あそこは第二級悪魔でも種族によって、生きて還ってこられるかどうか分かれる場所ね。ユハは第二級悪魔にも匹敵する能力を持っていたから」
「"たまたま"、迷い込んだあそこからも、命からがら逃げて還ってこられた。だろ」
「フン・・・」
一度だけユハが幼い頃、迷い込んだことがあったのだ。
だが、実はその時運良く魔獣が現れず、ユハは無傷で生還することが出来たのだ。
ところが、還ってからそれを話しても誰も信じてくれず、ユハが魔獣と戦い勝利して命からがら逃げ延びたことになってしまったのだ。
「とにかく、セドリックがなぜ戻ってきたことはどうでもいい。だが、どうしてアイツがベルモンドを殺さなければならないんだ」
「だからあいつ、姿を見せなかった3年の間、魔の谷へ行って、力をあげていたんだ」
「魔の谷?!」
魔の谷─ そこは悪魔の世界で最も恐れられている場所。
そこには、その奥にある魔の神殿の番人、魔獣達が至る所に潜んでいる。
そして、魔の神殿へ招かれざるものだけを排除する。
「俺も一度行ったことがあるが、あそこは・・・」
「確かに、あそこは第二級悪魔でも種族によって、生きて還ってこられるかどうか分かれる場所ね。ユハは第二級悪魔にも匹敵する能力を持っていたから」
「"たまたま"、迷い込んだあそこからも、命からがら逃げて還ってこられた。だろ」
「フン・・・」
一度だけユハが幼い頃、迷い込んだことがあったのだ。
だが、実はその時運良く魔獣が現れず、ユハは無傷で生還することが出来たのだ。
ところが、還ってからそれを話しても誰も信じてくれず、ユハが魔獣と戦い勝利して命からがら逃げ延びたことになってしまったのだ。
「とにかく、セドリックがなぜ戻ってきたことはどうでもいい。だが、どうしてアイツがベルモンドを殺さなければならないんだ」