†Devil Kiss†

真実

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その頃の魔界では、アリスとクロードが今後の話し合いをしていた。




｢はぁ･･･一体どうすればいいんだ？｣



比較的静かで上品なBerで二人は話していた。



｢ん〜･･･この先、セドリックがどういう動きをしてくるかだねぇ｣



でも、それを待っていたら手遅れになる場合もある。



アリスとクロードは行き詰まる。




｢あ"ー！！あの野郎！！せっかくあの二人がいいところまで来たっつーのに。どうして･･･｣



クロードはテーブルにうなだれる。



そんなクロードにアリスは一つ疑問を投げ掛けた。



｢そう言えば、セドリックはどうして、すぐにユハを殺さないのかなぁ？｣


｢あっ？｣


｢ほら、セドリックって表面上はすごく楽観的っていうか余裕を持っている感じでしょ？｣


｢あぁ･･･｣


｢だけど、本当に憎い奴には恐ろしい程の憎悪を抱いて、すぐに殺すじゃない｣


｢･･･そういやぁ前にもあったな。自分のお気に入りの女を他の奴が抱いたときなんて、すれ違いざまにいきなり殺しちまったもんな！｣



クロードは思い出しながら、身震いをした。



｢でしょ？セドリックはユハを心の底から憎んでるはずなのね。それで、毎回殺そうと思ってるけど殺せないで終わってるのよ｣