今よりもっと強くなれ!!~我が子が障害を持って生まれたら…~

家に着いて私は、両家の家に電話をした。


涼也の手帳を申請して最重度のランクを付けられた事を言うために…。



淡々と説明した。
全く私は気にしてないよ~って言う口調で。


『はぁ~』


重たい溜め息ばかりが後から後から出て来る。



頭の中は真っ白だった。


何にもする気力が無かった。



夕飯もしないとイケないのに、お風呂の準備だって……。



だけど、やっぱり気力が無い。



ぺんちゃんに電話して大体の事を話して気力も無い事を伝えた。



ぺんちゃんは今日は何もしなくても良いよ。弁当を買って帰ると優しく言ってくれた。



仕事中に私、ぺんちゃんに言ってしまって、ぺんちゃんの気持ちは大丈夫かなぁ?


やっぱり、ぺんちゃんに帰って来てから話せば良かったと反省をした。



そして、涼也の顔を見た。



ジーッと私を見てる。

今までこんなに私を見る事なんて無かったのに・・・。



喋れない分、何か訴えてるのかなぁ?



大丈夫よ。涼ちゃん。

ママは明日にはまた明るいママになってるから。
だから心配しな……いで………ね…。



涼也の純粋な目を見ていたら涙がこぼれたよ。
< 107 / 214 >

この作品をシェア

pagetop