今よりもっと強くなれ!!~我が子が障害を持って生まれたら…~
『ゴッ―――ゴンッ・・・・・ゴッ………』
何かが落ちた音だ。
でも、ゴロゴロゴロゴロ……って言う明らかに人が落ちたような音では無かった。
私は意識が薄かったせいもあり、実際に私も子供の頃に階段から落ちた経験もあったし、・・・って、なんて事を遠い意識の中で思ってたら、やっぱり、
ぺんちゃんも
『ん…?…何か落ちたよねぇ…?』
と、言いながら酔っ払ったぺんちゃんは階段に行った。
私は、大きなぺんちゃんの声で跳ね起きたっ。
一気に酔いが覚めたぺんちゃんの声。
『りょっちゃんっ!!』
私が跳ね起きてぺんちゃんの横に行ったら、ぺんちゃんは涼也を抱っこしていた。
私は後悔をした。
なんで、鍵を付けなかったんだろう…なんで私は下でウトウトなんかしたんだろう――――って。