今よりもっと強くなれ!!~我が子が障害を持って生まれたら…~

そして、いよいよチョッ君の入学式の日。


朝から私達はバタバタと忙しく支度をする。

入学式は朝の9時から。

だけど小学校には8時半までには行かないといけない。


まずチョッ君のクラスを確認しないといけないから。



そして、

ピンポーン


家のチャイムが鳴った。


ぺんちゃんの両親が涼也を見てくれるために朝8時に車で1時間もかけて来てくれた。


朝早くからの祖父母に真新しい制服を着ているチョッ君は燥いでいる。


私はぺんちゃんの両親に朝早くから有り難うございます…と、お礼を言ってまた支度を始める。


支度で忙しくて特に気付かなかったけど、そういえば今朝から涼也は良く笑ってる。


今日はチョッ君の入学式だと分かっているのか涼也も嬉しそうに笑ってる。


お義母さんも涼也を抱っこしながら

『涼也、いつも笑わないのに良く笑うねぇ。お兄ちゃんの入学式だと分かっているんかねぇ…?』


『そうですねぇ…普段は笑う事ないのに』


と、私も涼也を見ながら言った。


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