今よりもっと強くなれ!!~我が子が障害を持って生まれたら…~
その子にも弟がいて、その弟は3才。
当然ながら歩くし、お兄ちゃんの後ばかりついて歩いて沢山お喋りもする。
だから涼也を見て不思議なのは当然な事。
いつかチョッ君の友達が不思議に思って、こうやって尋ねてくる事は予想していた私。
辛くないと言えば、やっぱり嘘になる。
だけどその場では何とも無いよ―――って、顔をするしか無いから頑張って平気な顔をした。
人付き合いがあると、どうしても涼也の事を説明して、そして子供に涼也の事を聞かれたら返事をしないとイケない現実が、この先もずっと、ずっと続く私の人付き合い。
そして、チョッ君もこの先、大きくなるに連れて説明する日が多くなるだろう…。
この頃から私、涼也はこの家に生まれて来て幸せなんだろうか…………って、考える事が多くなった。