今よりもっと強くなれ!!~我が子が障害を持って生まれたら…~
家に着いて、チョッ君と、2人のお婆ちゃんが寄って来る。
『あら~可愛い』
とても嬉しそう。
病院で先生からの話を全て話した。
そして内反足だからと巻かれた、セメント付きの包帯。
2人のお婆ちゃんは、悲しそうな顔で
『こんなに小さいのに重いだろうに…でもこれで治るんだものね』
と、暖かく言ってくれた。
内心は、きっとセメント付きの包帯で両足をグルグル巻きにされた孫を見てショックだったに違いない。
けどそのショックを見せないのは、2人のお婆ちゃんの優しさだったと思う。
そして主人の母は帰って行った。
今日から、主人と私とチョッ君と涼也の4人の生活の始まり。
一週間だけ私の母も一緒。
それから、3ヶ月後に
涼也は知的障害だと私は気付き始める事になる・・・。