今よりもっと強くなれ！！～我が子が障害を持って生まれたら…～

そして小児整形外科のギプス治療は終わった。
幸いギプスで涼也の内反足は完治した。
あとはリハビリでと小児整形外科の先生は言った。


季節はもう秋も終盤に近い11月。

涼也は初めて風邪を引いた。


涼也は気管支が弱いから咳がひどい。

見るのも辛い程の咳だ。


力が他の赤ちゃんに比べて弱いからだろう、咳をしても痰を出すまでの力強い咳が出せない。


私は一生懸命に看病した。


だけど、このまま、
ほっておいたら…………怖い事を考えた。

母なのに。

障害児を持ったと言う事で私は恥ずかしい……とかを思っていた。

だから涼也さえ居なくなれば……と。



涼也が咳込んだ。


顔を真っ赤にして苦しそうに咳込んでる。


こうなった時には、いつも体を起こしてあげて背中を叩いたり、擦ってあげていた。


だけど私は、何もしなかった。