今よりもっと強くなれ!!~我が子が障害を持って生まれたら…~
そして、やっと診察予約の日。
今回行く病院は、かなり遠い。
電車ではちょっと辛いので、ぺんちゃんは前々から会社にこの日の為に休みを取ってくれていた。
車で、1時間かけて病院に着いた。
ここは大学病院では無いけど、とても大きな病院。
夏休みと言うこともあって子供が多い。
そして子供の遊び場もあってチョッ君は凄くハシャイでる!
まだ遊び足りないチョッ君を無理やり抱っこして遺伝科へ。
病院は待つものだからと覚悟していたけど案外にすぐ呼ばれてストレスが軽減された。
遺伝科の先生は50代くらいの男の先生。
涼也の事を妊娠から現在までを教えて下さいと言われたので、興奮しながら私は喋った。
そして先生は、
『多分いないと察しますが、ご両家で知的障害の方……あるいはビールス症候群の方はいらっしゃいますか?』
即答で私は、
『いません』
と力が入り過ぎて言ってしまった。
先生は少し圧倒したみたいだった。
細い目を丸くして
『そうですか…』
そして先生は続けて言った。