今よりもっと強くなれ!!~我が子が障害を持って生まれたら…~
副院長は焦ったように
『もう臨月だし、いつ産まれてもおかしくない!初産が帝王切開なら安全の為に2回目も帝王切開でするのが決まりみたいなもんだから、手術日、いつにするか受付で決めて。
なるべく38週前後で出した方が良いからね』
と、言って来た。

この医者~!!あれだけ私は帝王切開だっ!って言ったのに。

ますます不信感は募ったが、臨月だしもう病院を変わることなんて…出来ない。勇気を出して早く病院を変えれば良かったと本当に後悔をした…あの日。

こ…この先生が私のお腹を切るのか。
怖い。怖すぎる。
私は生きて赤ちゃんを抱けるのか?

医療ミスで私は死なないか?

赤ちゃんも無事に産まれて来るのだろうか…。

あれだけ不信感の塊があったのに関わらず、この病院で帝王切開だなんて。

後悔しても、もう時はお遅し。

仕方が無いじゃ済むもんじゃないけど、ここまで来たら本当に仕方なかった。

とても恐怖だが帝王切開の日取りが決まり、手術の前日になり、入院した。


主人は、それでも医者だ。…と、不安がる私を慰めてくれていたが主人も怒りを隠せないようで主人の両親や友人に怒りを聞いてもらっていたみたいだった。


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