今よりもっと強くなれ!!~我が子が障害を持って生まれたら…~
そして出産の日が来た。
帝王切開は確か朝の7時から始まったと思う。
帝王切開前に何かに感染してはイケないと言う理由で下の毛を看護師が剃ってくれた。
それから、一本、点滴を受けた。
あと肩に注射を2本。
『はい。オペ室に行きます。』

との声で、予めストレッチャーに乗っていた私は、そのままゴロゴロとオペ室に連れて行かれた。
オペ室の前には主人と長男と主人の母が居た。

私は主人と長男の姿を見た瞬間に涙が、ドッと溢れ出た。

それほど、この医者に切られるのが怖かったんだと思う。
ようは全く、この医者との信頼関係が無かったって事になる。





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