今よりもっと強くなれ!!~我が子が障害を持って生まれたら…~
更に1時間近い時間が経過して、ぺんちゃんとチョッ君がラーメンを食べて戻って来た。
ぺんちゃんはビックリして、
『まだ……なん?』
待ちくたびれた私は疲労した顔で首を縦に振った。
そのうち眠くなったチョッ君は寝てしまった。
『お待たせしました』
看護師さんがやって来た。
やっと終わったん?
実に待ち時間4時間。
涼也に何かあるかを調べてもらえるのは有り難い。
だけど、長かった。
しかも検査は血液検査と肺のレントゲンを取ったのみだと言う。
一体どこに時間がかかったのか素人の私には分からないし今更、何故こんなにも時間がかかったのかなんて聞く気も無かった。
そして看護師さんに別室へ私達は連れて行かれた。
そけには若い先生が1人。
別室……か。
2度目だなぁ。
先生は、涼也の妊娠から現在までの経過を知りたいので話して欲しいとの事。
時計はもう24時が過ぎて日付も変わってる。
先生も早く仮眠とかしたいだろうに…。
そう言う気持ちも混じったりしながら私は、30分くらい掛けて経過を話した。
先生は、
『分かりました。
療育手帳はもう持ってますか?』
『いえ…まだです』
『療育手帳はあった方が色々とメリットが多いので早めに取得された方が良いですよ』