逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
「うっさい!話そらすな!」
透「まぁまぁ…。
ほら、もう一個買ってきたから。これで気をおさめろ。」
見かねたのか、透センパイがキャラメルアイスを買ってきてくれた。
それを知って、始めて自分が恥ずかしくなった。
「あ、ありがとうございます…///」
一口であんなに騒いで、迷惑かけて…。
結局買わせちゃった…。
「あ、あの!払います!」
やっぱりこれ以上迷惑はかけられない…。
でも、透センパイはクスっと笑って
透「いい。狭哉が食ったせいなんだ。後で狭哉に請求するから気にするな。」
「あ、そうですか。ならいいです。
センパイに払わせたかと思うと心苦しいですけど…狭哉なら別に。」
これ、正直な気持ち。
狭「マヂか…。」
今更になってようやく後悔したらしい。
私は狭哉の奢りで美味しくキャラメルアイスを頂いた。
「ごちそうさま!」
狭「ちくしょー………!」
ご愁傷様、狭哉。
私は心の中で笑っていた。
我ながら性格悪っ!