逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
みんなベンチに座りながら話をしていた。
「そういえばさ、希沙は学校ではどうなんですか??」
沙希が不意に柊兄弟に尋ねた。
お願いだからっ!余計なことは言わないでっ!!!
雲「あのね~…かっこいい!」
『は??』
透「あぁ。モテモテだな。」
『えぇ!?』
倖「超目立ってる。」
『嘘っ!』
狭「アホだから」
「違うわっ!!!」
私は狭哉の背中をバシッと思いっきり叩いた。
思っていたより効かなかったようで狭哉はケロッとしている。
それがまた、ムカつく!
「でも希沙って…そこまでモテるような顔じゃないよね??」
「酷っっっっっ!!!」
羅奈にあまりにもザックリ言われたので、ちょっと…かなり傷ついた。
透「あぁ。それは───「ストォーーーーップ!!!」
今、危ないような気がした。
絶対に男装するとかっこいい!とかアホなこと言おうとした気がする。
「モテない!全っ然モテない!
あと、目立ってるのはこいつらが一緒にいるからだから!
かっこいいってのも、こんな性格だからっ!」
我ながら微妙ないいわけだ。