逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
「あ、そうなんだ。」
意外にもあっさりと認めてくれたことに感謝する。
「今度、遊びにいきたいな~!」
羅奈の一言に私はギョッとした。
遊びに来たとして…私は女ではなく、男として暮らしているわけで…。
そんなこと、知られたくない!
「む、無理だよ!
そんな平日に休んで来たって、学校には入れないよ!?」
「あ、大丈夫大丈夫!
行くなら文化祭とか、体育祭に行くから~…!
もしかして、そっちの学校って他校生とかダメだっりする??」
羅奈はどうにかしてでも来たいらしい。
来たって何も良いこと無いのに…。
「それは…ダメだよねっ!?」
私は透センパイに助けを求めた。透センパイなら、きっと助け船をくれるはず!!
………私の期待は見事に裏切られた。
透「いや。うちの学校はなんの問題もないよ。
逆にそこらの男子は大喜びだ。」
「本当に!?よかったぁ~!じゃあ希沙、日時決まったら教えてね!」
…………ご遠慮いたします。
結局、断りきれずに頷いてしまった。