逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
♀波乱♂
翌日。
その日の朝は、何故か会議が開かれた。
実は、うちの高校は文化祭が9月下旬にあるらしい。
夏休みが終わってすぐだ。
昨日、3人が文化祭に来ることを許可してしまった。
最初、何も考えずにただ面白そうだと言う理由だけで、来るのを許可したのかと思った。
今朝、私はそのことでため息をついた。
すると、透センパイがいきなり私に話し出した。
透「お前、本当に今のままでいいと思っているのか。」
「……え……。」
あまりにも突然過ぎて、かなり驚いたが、透センパイはそのまま話を続けた。
透「お前が男として暮らしていること、隠したままで、本当にいいと思っているのかと、聞いているんだ。」
「…………」
透「それで、これからも学校の事を聞かれたらあの子達に嘘をつくのか。
それで、友達といえるならおかしな話だな。」
そうかもしれない。
一番大切なことを隠してて、友達と言えるの…??
でも実際…もしそれを知ったとき、3人は幻滅するんじゃないかって…。
ありえないって…離れていっちゃう気がする。
だって…普通信じられないでしょ??