逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
その日の午前は部屋でぼーっとして、時間を無駄にもて余していた。
正午。
お腹が好いてきたこともあり、別荘のリビングへ行った。
すると、食卓にはお昼にしては豪華すぎる料理が並んでいる。
でも一部…焦げたり形が歪だったりするものも…。
狭「よ!腹減っただろ??」
「え…う、うん。」
朝が嘘みたいな笑顔で狭哉が話しかけてきてくれた。
あ、そっか。狭哉が用意してくれたんだ。
倖「まぁ座って座って!ほら、食おーぜ。」
倖哉も明るかった。
倖哉が引いてくれたので、私は遠慮なくその椅子に座る。
そんな私を見て、倖哉は笑顔を見せた。
狭「今、透が雲雀呼んできてっから。」
暫くして、ニコニコになった雲雀クンと透センパイが来た。
全『いただきまぁーす!』
朝が嘘のように明るい食事だ。
それより、私が気になるのは明らかに初心者が作ったと思われる、不味そうな料理。
「ねぇ、これなに…??」