逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫



「莉沙なら…今日は来ないけど。」


「…………え。」


「なんか、何かのライブいくだと。」


莉沙とは私の中学時代の親友。部活も同じで、一番仲がよかった。

莉沙と一番会いたかったのに…


「最悪だ…。」


しかし、そんな私を他所に透センパイはみんなを集めて聞いていた。


透「俺達も参加させていただいてもよろしいですか??」


クラス全『…………はい……。』


みんな、逆らったらイケナイと、本能で察知したのか許してしまった。

ちくしょー!


透「なら、会場までいきましょうか。希沙、速く乗れ。」


「やだよっ!私、皆とバスでいくから!」


透「…………俺の言うこと聞けないわけ??」


何!?このいきなり俺様キャラ!意味わからないから!

しかも耳元で甘く呟くから、絶対に顔が赤い。


雲「透が希沙を口説いてる!」


『んだと!?』


「口説いてない!」


透「口説いた。俺の女になれって。」


『本当に!?』


「嘘に決まってンでしょっ!」


透センパイめっ!絶対に私で遊んでやがるっ!



< 121 / 188 >

この作品をシェア

pagetop