逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫


暫くして、これまた定番の王様ゲームが始まった。

とはいっても、人数が人数なだけに、2人1組のペアを組んでやることに。

ペアはクジで決まる。

順番にクジを引いていった。
私も一枚の紙切れを選ぶ。開くとそこには【5】と書かれていた。


「じゃあ同じ番号の人とペア組んで~!」


同級生の一声で、それぞれ自分のペアを探す。
私は面倒で、そのまま座っていた。


雲「希沙チャァァン!何番??僕ゎ9!」


抱きつきながら私に紙を見せてきた。
こんな状況に周りはざわめく。

あ…そっか。

最近はこれが普通になってきて、別に変だと思わなかったけど…やっぱり、他から見たらおかしいよね。


「えっと…5だよ。」


透「チッ…」
『最悪』


何故か3人が舌打ちをした。
私…なんかしたかな??


狭「俺1」


倖「俺7」


透「俺は8だ。」


うわぁ…見事に全員別れたな。

で、結局私のペアは誰なんだ。


「希沙、5??よろしく。」


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