逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
透「明日は、海行こうか。」
誰もが、ポカンと口を開けていた。
いきなりいわれたから。
私なんて、家に不釣り合いな煮物を口に運ぼうとしたときにいわれたから、煮物をお皿の上に落としてしまった。
なんでそこまで驚くか?
だって…だって!
夏なのに!だれもっ!
全『思いつかなかった…』
なんで?
夏といえば海は定番でしょ??
透「どうだ??希沙」
どうって…
「いいと思う!
あ、でも…三人に聞かなくっちゃ。」
じゃあメールしとけよ。そう言ってまたお味噌汁を口に運んだ。
っていうか、なんで洋風の家に和食なわけ??
疑問を抱きつつも、私もお味噌汁を啜った。
…………おいしい。
やっぱりお味噌汁は合わせ味噌だよね。
夕食後、私はすぐに部屋に戻って明日香にメールを打っている。
すると、部屋の戸が叩かれた。
私は、はい、と戸を開けた。
そこには狭哉が。
思わず、一歩下がってしまう。