逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
狭「あのことだけど…ホント、ごめん。
……謝って許されるなんて思ってない。
だけど……なんでもするから許してください!」
なんでも…
「なんでも??
じゃあ裸になって踊りまくれって言ったら踊るわけ??」
狭「うぐっ…………。」
「ほらね。狭哉のいうなんでもはたいしたことないんだよ。
……ま、私もそんなこと頼まないけど。」
狭「わりぃ………。
でも、ホントに…反省してる。
さすがにやりすぎた。」
「からかって楽しい??」
狭「え…」
自分でも自分がわからなくなっていく。
悲しみとか、悔しさとか、怒りとか…
とにかくいろんなのがごっちゃ混ぜになって、気づいたら叫んでいた。
この怒りは、狭哉に対してだけじゃない。
柊兄弟にだ。