逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
一方、男子群は泳ぎまくっていた。
もう、これでもかっ!てくらい。
「ところで、希沙は誰狙いなわけ??」
へ??と一時的に思考が停止する。
「誰って…」
「私は透クン!あの知的さに加えて何気ない優しさ!」
「私は狭哉クン倖哉クンかな。透クンに比べでお子様だけど、時々見せる大人っぽさ!
それに、わかりやすすぎるあの態度!ヤバい!」
「私は雲雀クン!あの何とも言えない可愛さが堪らない!もう護ってあげたくなる感じ!」
つまり沙希は透センパイ、明日香が双子、羅奈が雲雀クンがお気に入りなわけだ。
「希沙は??」
正直、わからない。
恋愛的な目線で4人を見たことがなかったから。
なにせ、嫌いだったし。
この旅行で、嫌いとはいわなくなったけど好きとかはわかんない。
「よくわかんないなぁ~。」
好きって気持ちが。
どこからが友達としてなのか、どこからが恋愛として好きなのか。