逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫


「え~うそ!
あんなに攻められてなびかないのって希沙くらいだよ!?」


羅奈がしんじらんない、とかなりほうけていた。


「ただ、からかって遊んでるだけだと思うけどね。」


だって…好きとか言われたこと無いし。


「え~。うっそだぁ!
そう見せかけてるだけなんじゃないの?」


明日香も同様に。


「じゃあ、せめて一番ありなのは??」


「…………………」


誰なんだろう。

でも、雲雀クンは考えられないな。
なんか、恋愛ってより弟?みたいな感じ。

透センパイ…は、なんだかんだで優しいし…安心する。
狭哉は馬鹿だけど…馬鹿だ。馬鹿以外思い付かない。
倖哉は…なんか、頼れるお兄さんって感じ。
狭哉と性格もそっくりで馬鹿何だけど…なんか狭哉より大人なんだよな~…


「ま、これからゆっくり考えれば??」


沙希の一言で、話は終わったけど、私はずっと考えていた。

恋か…
いつか、あの4人の中から好きになる人が出来るのかな??

その時私は…一体どうするんだろう…。



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