逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
私はさっそく、その水着を試着した。
さすがにそのままビーチに戻るのは恥ずかしかったため、パーカーを羽織った。
ジーンズタイプの水着だから、別に違和感もなくて私は少しホッとした。
ビーチに戻っても相変わらず人はたくさん。
今回は私も海にはいった。
夏の冷たい海は本当にきもちよくって、水着を買ってよかったと思った。
「疲れた~!」
私は海から上がってすぐに用意していたビニールシートの上に寝そべった。
絶対に焼けたよ、マジで~。
私の隣に狭哉が座った。
「つめたぁ!」
狭哉が冷たい缶ジュースを私の頬に当てた。
狭「ん。やる。」
「あ、ありがとう。」
私は缶を開けて、オレンジジュースをぐびぐびのんだ。
冷たくて、暑い今はとくにおいしく感じた。
「おいしぃ~!」
狭「お前、肌真っ赤。」
「うっさい。人が気にしてるこというな。」
狭「ま、もともと白くはねぇしな。」
「………いつか殺す…。」
狭「お手柔らかに~。」