逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
♀ひとときの安らぎを~Prince Five~♂
―――あれから数日が過ぎた。
学園祭まであと少し…
今日は6人(柊兄弟、季智、苺華)でやる喫茶店の衣装合わせをすることになった。
「んー…こんなもんかな」
私は執事服を身に纏う。別に特に似合うわけでもなく…自分の残念な顔にため息をつきたくなる。
しかも、隣にいる4人があまりにも似合ってるからまた悲しい。
苺華ちゃんは、メイド服。
苺華ちゃんは助っ人で一緒に接客をやることになった。
ホールスタッフは、全校生徒から立候補制で選ばれた。
私は、メールを打っている。
明日香たちに、文化祭の日程や出し物をまとめて送るつもりだ。
「ハァ…」
気が重い。これを送れば、同時に文化祭の日に…私が男として通ってることがバレる。
そしたら…もう…友達じゃなくなるかもね…
透「何しけた面してんだ??」
「透センパイ!?久しぶりじゃないですか!」