逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
狭「弱いんだ…ここ…。」
私を抱き締めてきて、耳元でそう言った。
「や、やめてよ!」
――パシッ!
思わず叩いてしまった。
「あっ…」
あ、赤くなってる!ほっぺが真っ赤!
………りんご病?(笑)
倖「狭哉!大丈夫か!?」
狭「あぁ…大丈夫だ…いっ!」
やばい…痛そう…
「あの…ごめん…。」
一応謝らないと…思いっきり叩いちゃったし…
透「ごめんで済むなら警察はいらない。」
うわっ…
雲「そうだよね~…。
これさ、暴行罪で退学か…若しくは逮捕だね…。」
は!?今のは自己防衛じゃないの!?
しかも、あれくらいで捕まる!?
でも、理事長の息子だし…退学はあるかもしれない…
「ごめんって!」
狭「許してやってもいいぜ…。」
!!!!
「ほ、本当に!?ありが…」
狭「ただし、条件がある。」
条件…なんか嫌な予感…
だいたいの予想はつくけどさ…
狭「俺達と旅行行こうぜ!」
う…もう何!?この兄弟は!
元々は自分達が悪いくせに!
この兄弟の別名は…
デビルブラザーズ!