逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫


すぐに順番がきて、店員の声が向けられた。

わぁ~!!!

そこには美味しそうなアイスたち。

何れにしようか本気で迷った。


「ダブルいい??」


青樹クンの奢りってこと、忘れてたよ。
こんなチャンスなかなか無いんだから、頼んでみよう!


「マヂかよ~!俺の財布空になるよ??」


「じゃあバニラキャラメルとラムネのダブルで!」


「オイ!」


「青樹クンは??」


「俺はチョコ!
…………じゃなくて聞けぇ!」


「じゃあバニラキャラメルとラムネのダブルと、チョコのシングルを1つずつ!」


「かしこまりました。」


俺は完全無視で勝手に注文した。
青樹クンはまたプク~っと、頬を膨らませていた。


「ありがとうございました!」


店員の声が響くと共に、私の手には大好きなアイスちゃんたちがいた。

おいしそ~!


「ほら、まだ食うなっ!
あそこのベンチいくぞっ!」


ちぇっ…。

俺たちはベンチに移動すると、直ぐに食べ始めた。

もちろん


「おいしぃ~!!!」


ヤバい!最高!

そんな俺を見て、青樹クンは不思議そうな顔をした。


「なんだよ…。」


聞くと、青樹クンは「あっ、悪りぃ」と顔を背けた。

でも、話はそのまま続けた。



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