逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
「よろしくお願いします!」
私がお辞儀をして顔をあげると4人が何故か私を取り囲んでいた。
透「希沙…チャン?
化粧はしないの?」
「あっ…うち…親が変に厳しくって…。」
大学からしかダメ何だよねぇ…。
倖「それでこれなら合格じゃない?」
狭「だよな。…まぁ別に特別可愛くもないけど…。」
雲「確かに~☆」
ムカッ!
「さっきからなんなんですか!
透先輩は化粧がなんとかとか!
倖哉君は合格とか!
狭哉君は可愛くもないとか!
雲雀君も失礼だし!」
私がいい終えると4人は唖然としていた。
……えっ…私なんかした!?
『ねぇ希沙?』
呼び捨て!?いきなり!?
ま…いいけど…
『どっちが狭哉でどっちが倖哉でしょうか!』
え…そんなの…
「右が狭哉君で左が倖哉君…でしょ?」
それがなんかおかしいの!?
確かに似てるけどなんか違うし。(名札はない)
私の回答を聞いて4人は理事長とコソコソはなしだした。
「………希沙さん。」
「はい?」
なんだか深刻そうに理事長が話し出した。
何この空気…
なんでいきなりこんな重っ苦しい空気になってんの…