逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
「は??聞いてないし。」
『言ってないし。』
直ぐに双子の突っ込みが入る。
いつものことながら、ため息が出る。
確かに、明日香の家に泊めてもらうよりは気は退けないけど…
やっぱりそれでも気が退ける。
「やだっていったら…」
柊『却下』
………わかっていたことだけど、ここまで即答されると、ちょっと苛立つ。
そして、ため息が出る。
「はぁ…」
どうしようかな…
やっぱり、学費出してもらってる身としては…あまり逆らえないのも事実なんだよなぁ~…
普段そんなこと気にしてたらもたないからあんま考えないけど。
「希沙、柊さんに泊めてもらうべきだよ!」
え??
沙希が突然言い出したので驚いた。
「うん!こんなイケメンに泊めてもらえるなんて…羨ましい!」
「このチャンス、逃しちゃダメだって!」
えぇ~…。
後を追うように2人にも言われて、断ることが私には出来なくなった。
しぶしぶ、柊家の別荘に泊めてもらうことにした。
ま、ホテル代浮いて結果オーライかな??