イケメン霊能少年の憂鬱
迷うヒマなく、オレは手をかざして、
そのコに止まるように合図を送った。


そのコはオレの目を《ジッ》と見た。


その目を見ると、
自分の力が少し抜けるような
不思議な感覚に陥った。


》》》!!!グワシャ!!!《《《


その瞬間、
信号が変わってから突っ込んできた車と、
もう一方から減速せずに
突っ込んできた車が
その場に引き込まれるように、
ぶち当たった。
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