イケメン霊能少年の憂鬱
夏休みに入ったある日、
オレは駅の向こうにある、
その山に向かった。


確かにこの山は、
奥に行くにしたがって、
死者のざわめきが静まってく。


しばらく行くと、
狭い山道の後ろで藪を掻き分ける
ガサガサという音が聞こえてきて、
振り向いた。


――ナツ???


オレは、何故ナツがそこにいるのか、
わからなかったが、
オレはナツを追い払う為に、
彼女をニラんでしまった。

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