イケメン霊能少年の憂鬱
――ゴメン、これは力を借りるワケにいかないんだ


しかし、
ナツはついて来るのをヤメなかった。


――ひょっとして、ナツはあの時、オレに助けられたと思ってるのか?


オレは、
交差点での事故で、
自分の力でナツを
救ったわけではないと思うと、
余計にあせって先を急いだ。
< 26 / 96 >

この作品をシェア

pagetop