イケメン霊能少年の憂鬱
「ま、いいさ」


この学校に転校してきた初日に、
3年のミカが声をかけてきて、
なんとなくそのまま一緒にいただけだ。


――やっぱあのことか……


思い当たるのは、
彼女の家に誘われた時のことだ。


その途中にある橋がなんともイヤで、
オレは途中で引き返そうとした。


「ワタシが嫌いなんでしょ!?」
< 3 / 96 >

この作品をシェア

pagetop