イケメン霊能少年の憂鬱
――オレならこの力をコントロールできる!


「ナツ。やっぱり来てくれたんだね」


オレは駆け寄ってきたナツに笑顔を向けた。


「えっ?……」


「あの日、
 あの石の下に封じられていた龍の力が、
 オレとナツに乗り移ったのさ。
 ナツは気づいてないみたいだけど、
 ふたりで力を合わせると、
 スゴいことができるゼ」


オレは、
ナツの力と対等になれた気がして
嬉しかった。
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