イケメン霊能少年の憂鬱
――あの時、とれたのか……


そしてオレを見つめた真っ直ぐな瞳。


オレはさっきの睨むような目を思い出し、
ナツにつらい思いを
させていたことに初めて気づいた。


――ゴメン、巻き込んじまったんだな
  これはオレの問題だったハズなのに


オレはネイルチップを胸にあてて、
ビジョンの中のナツに謝った。
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