イケメン霊能少年の憂鬱
――あれ?


オレはさっきナツが
オレを見た顔を思い出して、
ナツが結構カワイイってことに
初めて気づいた。


オレはナツを
好きになりつつあることが
自分でわかった。


――オレは、力でも恋でもすべてナツに完敗してる


オレは力が抜けてその場にすわりこんだ。


――もうオレには何もないよ


ここですべてが終わってもいいくらいだ。
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