運命のヒト
「いやー・・・あのさ
いいもん見つけちゃったんだよ」
遥斗の不敵な笑みが
不気味だった・・・
「じゃっじゃじゃーん!!」
と言って
ケータイの画面を見せてきた
「運命★だうんろーど・・・・?」
出会い系サイトみたいじゃねーか
「えっとねー
運命のヒトが見つかるサイトなんだって!!
出会い系じゃねーよ」
「・・・」
そんなバカっぽい・・・
運命とかあるわけねーだろ
「まあまあまあまあ
習うより慣れろ(?)だって人生は
ホラホラーはやくやっちゃってー」
ホストかコイツは
俺はそういうの面倒くさいし
運命なんて信じてねーから
「玲ちん、やけに素直だね
まぁその方がいーけど・・・」
項目を記入したら
“探す”って所をクリックして
ケータイの画面をおでこにつけるらしい・・・
「じゃぁ・・・やるぞ・・・」
ピッ