危険なホスト様に恋して
「昨日ぶりやんな〜。」
沈黙を破ったのは隼人の方だった。
「ごめん。あたし酔ってたせいか記憶がない。」
「ははは。俺かわいそう〜」
隼人はそう言うと微笑み手を握ってきた。
こいつも結局ヤリ目的か。
思ってはいたけど、どいつもこいつもろくな考えてないな。
「鈴音って何歳なん?」
勝手に呼び捨てにしてるし。
「15歳だよ。今年中3」
「まじで?かなり詐欺だね〜」
詐欺でわりぃかよ!!
大体隼人から声掛けてきたんじゃんっ!!!
「なぁ。連れが鈴音に逢いたいって言ってるんだけどええかな?」
は?
いつあたしの事話したの?
意味分かんなーい!!!
2人で十分でーす!!!
「うぅーん…気まずいかも」
「大丈夫だって!俺の連れだし、優しい奴だから」
そう言って隼人はその連れであろう人に連絡した。
てか!隼人の連れだから不安なんだろーが!!
ろくな男じゃないだろうな…。